「残業」についてのライフログ。
今回は、企業に属している人、属していない人含め「働く人」に向けて発信です。
「残業」って、特に最近は企業マンにとって嫌われる風潮にあり、また、企業としても「働き方改革」等の動きにより定時退社や有休消化を推奨している状況ですが、残業ってそもそも何のためにすべきか?残業をしている方のメリットを確認していきます。
Contents
「残業ゼロが最適解」かどうか
いろんな考え方があると思いますが、時代の流れもあり「定時退社」・「自分への投資」など様々な「個人の充実」が優先して考えられている現在です。そんな中、果たして本当に「残業ゼロ」が全ての人にとって良いのかどうか。
【結論】残業ゼロは必ずしも最適解にはならない
先に結論からお話しすると、「残業ゼロ」というのは全ての人に当てはまる最適解ではありません。
逆に、限定的に残業をした方が良い人、そうした人における残業をするメリットについて2点ご紹介します。
- 現在働いている企業の仕事が、将来の自分にとって役立つ可能性が高い人
→仕事と向き合う時間を増やす事で知識・スキル習得時期が早くなる - 単純作業や時間の掛かる仕事をなんとかしたい人
→省力化のために残業する事で社会全般に有利なスキルが身に付く
残業は必ずしもマイナスな面ばかりではありません。勿論、ずっと残業をしろと言っているわけでもありませんよ。
【理由】早期の業務習得・あたなの「専門性」向上が期待できます
我々に与えられた1日あたりの持ち時間は平等です。特に同じ企業で勤めている人とは、大体同じ時期に同じスタートラインに立つ事となります。ただし、一緒に「ヨーイドン」したのにも関わらず社内外での個々の評価は様々です。
「専門性」が高まれば、その分自身の市場価値が高まる
当たり前のことですが、すべての「スキル」や「知識」などの習熟度は人それぞれで、その差異は「どれだけ取り組んだか」によって大きくなります。生まれ持ったセンスや、大人になるまでの成長過程、性格も大きく作用しますが、最も大きく差がつく要因は「取り組んだ時間」の大小によるものです。
また、スキルや知識は「専門的なレベル」を目指すことにより、より社会的に評価が高くなります。
ロボットやIT、AIの発展に伴い、単純作業は人間が行うべき作業ではなくなりつつあります。我々に求められるものは、「尖った専門的なスキル・知識・アイディア」です。
組織の中で仕事をしたい人、独立したい人など様々な人が居る昨今ですが、ほとんど全ての労働者に求められているものは「スペシャリスト」である事です。残業をする事で自分に役立つスキルや知識の習得が早まる可能性があるのであれば、「会社のため」であると同時に「あなた自身の価値向上」に繋がります。
【圧倒的評価】仕事の「効率化」のために残業をすること
自分の価値を高める仕事に当てはまらない、「つまらない・時間が掛かる仕事」を任されることもあると思います。
そういった仕事は労力をかけずにサクッと終わらせたいものです。
同じチームのメンバーに助けを求め、いわゆる「マンパワー」でやっつけるのもアリですが、こういった業務は、根本からやっつけた方が良いです。
どういう事かというと、今後のためにコンピュータやアウトソーシング等をフル活用し、作業を効率化するための残業をします。
「残業を今後しないための残業」をやることで、今後あなたは「もう一人のあなた」複数を使役して仕事をする事ができます。
これは企業にとっては非常に歓迎される仕事のひとつです。
誰も手を付けていなかった、人件費がかさむ仕事の経費削減にひと肌脱いだのですから。
なかなか数字に表し難い成果ではありますが、この手の残業を始める前には、必ず上司にプレゼンし許可を貰うと良いでしょう。完成したら成果を”数字”で報告します。
企業によって、もしくは成果によっては会社から思わぬ報酬が貰える場合があります。
(社長賞・特別手当など)
こうして成果が得られた仕事というのは、自分の経歴を高めると同時に「業績を上げる事のできる1つのスキル」習得という、あなたの市場価値を高める効果をもたらします。これはたとえ独立したとしても、非常に有用なスキルであると言えます。
「残業」まとめ【フルコミットすべき事を見出そう】
以上、残業をする事で見込める自己の成長・スキル習得に大きく寄与される可能性をご紹介しました。
とは言え、残業はしたくないですよね。基本的には残業なんて誰もしたく無いでしょうし、僕も極力したく無いです。
ただ、一方的に「残業なんてするもんじゃ無い」だとか、「社畜w」などと残業に対しネガティブなイメージで耳にする事が多かったので、「自己の成長」にフォーカスしてご紹介しました。自身のスキルアップとキャリアアップのために【限定的に】残業する事も、割と価値ある事かもって思いませんか?
ただし、目的無くむやみに残業するのはNGです。何のために、どういう成果を期待して行うのかよく考えましょう。
残業をせず、プライベートな時間を利用し自分に必要な勉強や積み上げを行う事は、もっと素晴らしい事です。
仕事中であっても、プライベートの時間を利用するにしても、一つの分野に尖った知識やスキルを習得する事で、「スペシャリスト」として重宝されつつある現在、これからもその傾向は続くと思われます。
自分への投資として捉えられる、「フルコミットすべき事」を見出していただければ幸いです。